新型コロナウイルスの影響による先行きの見通しがつかない中、
テレワークは「新しい生活様式」における働き方として日本で今後本格的に定着するかどうかの岐路に来ており、経理担当の方々もこの動向に強い関心をお持ちの方は多いと思います。
そこで今回は、経理担当者のテレワーク導入に向けて準備するべきポイントを経理のプロの税理士法人としてお伝えいたします!
テレワークの導入は、コロナの感染拡大防止のためだけではなく業務の改善にもつながります。
業務の見える化や業務の標準化により月次決算が早まったり、経理環境の整備によって業務が効率化されるなどの効果も期待できます。
また、2つ目のメリットとしてテレワークの導入によって、通勤をはじめとする移動時間の削減や、ペーパーワークをはじめとした非生産的な業務の効率化がすすめられます。
家族とともに過ごす時間、育児や介護、自己啓発に使える時間を増やすことが可能となり、ワークライフバランスの改善にも有効です。
経理業務のテレワーク導入にはメリットが多いですが、導入を進める際、注意するべきポイントがありますのでご紹介いたします。
テレワーク導入のためには、ITツールの導入をし、ペーパレスで業務ができる環境を整備しておく必要があります。その結果、
●オンラインでの迅速な情報共有が可能になる
●データ入力等のルーチン業務を自動化することができる
●書類の電子化により印刷が不要になる
など業務効率が大きく上昇します。
ITツールを積極的に活用することで業務の効率化が図られることになります。
メリットも多いテレワークですが、テレワークは離れたところで仕事をするため、オフィス外からでも財務情報などの重要な情報が閲覧できてしまいます。
また経理業務はお金を扱う業務であるために、セキュリティ・情報漏えいなどに対して漠然とした不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
経理業務に限らず、テレワークではセキュアなネットワークを使うことが多いです。
例えばVPN(仮想プライベートネットワーク)など、自社専用のネットワークを持つことで、ネットワークのセキュリティは保たれます。
そして会社でセキュリティポリシーを作成して、全社員が遵守することで、テレワークのセキュリティの懸念は払拭できると考えて良いでしょう。
こういったリスク管理を事前に検討し、導入を進めることで安全なテレワーク環境をつくることができます。
今回お伝えした通り、経理業務をテレワーク化するメリットはとても大きいです。
また、クラウドの会計ソフトを導入して、自社内のワークフローを整えるだけでテレワーク化できるケースも考えられます。
これを機会にワークフローを見直し、経理担当者のテレワークを実現させてみましょう。
「クラウドソフトは使い勝手が良さそうで経理・労務業務の効率化が図られそうだけど、そもそも使い方がよく分からない・・・」
「今の税理士・社労士さんはクラウドソフトに対応していない・・・」
という方には、クラウドソフトの導入から運用までサポートする“クラウド導入支援サポート”をオススメしています。
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